2016年7月11日月曜日

科研+膠研 公開研究会終了いたしました

先日当ブログでも告知させてただきました、
科研+膠文化研究会 第9回公開研究会「膠と継承者」が、7月9日に本学新講義棟にて開催されました。
当日はあいにくの雨模様にも関わらず、足元の悪い中大変多くの方にご来場いただきました。

会場内の様子
今研究会の内容は、
 ・「三千本膠『飛鳥』の開発について」 
        土居 昌裕(旭陽化学工業株式会社技術部長)
 
・「模写という道」
        加藤純子(名古屋城本丸御殿障壁画復元模写制作共同体)
    聞き手  北田克己(愛知県立芸術大学美術学部教授)

 ・「伝統技法と素材(紙・絵具・膠)
        上村淳之(日本画家・文化功労者・京都市立芸術大学名誉教授)

 ・「膠の基礎知識」リーフレットについて
        宇高健太郎(日本学術振興会特別研究員)

の4つの講演プログラムと全体を通しての質疑応答があり、
その後に希望者へ向けて保存修復研究所の見学会も行われました。
こちらも多くの方にお越しいただき、各部屋で熱心に説明を聞いていただきました。
また、夜には懇親会も開催され、様々な分野で膠に携わる方々の交流がありました。


今回、東京以外での初開催と言うことで本学日本画研究室を中心に準備が進められ、当研究所も後援として参加させていただいた公開研究会ですが、膠は保存修復分野においても欠かすことのできない重要な素材です。参加者の皆様とともに多くのことを学べた貴重な経験となりました。


○各講演の様子
土居昌裕氏 「三千本膠『飛鳥』の開発について」


加藤純子氏 「模写という道」


 上村淳之氏 「伝統技法と素材(紙・絵具・膠)」



宇高健太郎氏 「膠の基礎知識」リーフレットについて

2016年7月6日水曜日

保存修復学会に参加しました

6月の25、26日の二日間に渡って開催された、「文化財保存修復学会 第38回大会」に参加いたしました。
保存修復学会は年に1度開催され、保存修復に関わる様々な団体が一堂に会しそれぞれの研究成果や事例報告を行う場で、口頭発表とポスターセッションの大きく分けて2つの構成で開催されました。
口頭発表では保存環境、制作技術、マネジメント、保存・修復事例など6つのセクションに分けて様々な発表が行われ、ポスターセッションにおいても様々な切り口からの研究報告があり、今後の研究所運営に生かしていきたいと思います。
また、26日には当研究所も昨年度完了した教圓寺蔵「阿弥陀如来像」と「金地墨絵屏風」の修理に関してのポスター発表を行いました。

発表時の様子