2016年2月24日水曜日

今年も古糊作りの時期が来ました

寒糊炊きをしました


作品を修復するに当たって工程毎にいろいろな種類の糊を使用しますが、今回作った糊は「古糊」と言う種類の糊の準備をしました。
作りたての糊だと接着力が強すぎる為、甕の中で数年をかけて寝かせます。そうすると段々作業に適した糊の接着力に落ち着くのです。

まず糊を炊いて


 
甕に移します
 
 
甕の蓋の縁を糊を付けた和紙で貼り付けます。
この甕の中の糊は数年後の修復作品に使われていく事になります。
自分が作った糊甕をいずれ後輩が空けるのです。
こういった「継承」も感慨深いものです。
 
 
 


2016年2月15日月曜日

名古屋市美術館ワークショップ「科学の眼で見る絵画」

2月14日(日)、名古屋市美術館にてワークショップ「科学の眼で見る絵画」が催されました。

名古屋市美術館の常設企画展では、現在《愛知県立芸術大学・名古屋市美術館 共同研究 北川民治の絵画技法―自然科学的調査と再現研究を通して―》が開催されています(21日まで)。
この企画展に合わせたイベントで、当文化財保存修復研究所も協力をしました。

ワークショップ講師は愛知芸大でも教鞭をとる森田恒之先生で、マイクロデジタルスコープを用いて試料の観察などを行い、眼で見えている情報に対する科学的な情報について、講義されました。
さらに、実際に展示中の絵画についてのレクチャーも行われ、参加者からは「絵の見方が変わる」とか、「気付かなかったことに気づかされた」などの声が聞かれました。


展示中の絵画を例に講義

2016年2月2日火曜日

名古屋城本丸御殿復元模写障壁画の清掃作業をしました。


1月13.14日の名古屋城本丸御殿の営業終了後に、模写障壁画周りの清掃作業をしました。

模写障壁画の周りの縁に積もったほこり等を、慎重に取り払っていきます。


 
 
払ったほこりは掃除機で吸い取って掃除完了です。
 
 
縁が綺麗になって、一段と模写障壁画の輝きも増したように感じます。