2015年4月29日水曜日

依頼者の方と愛知芸大修理物件担当者で中期打ち合わせをしました

修理物件の軸に合わせる裂(布)を選びました。


依頼者の福谷寺(うきがいじ)様が本日修理現場にいらっしゃいました。
今後、本紙の補絹・補彩工程が終了した後に本紙の周りにしつらえる裂を選ぶためです。
元々この修理物件は軸装仕立てでしたので、一文字用・中廻し・上下等の部分に応じて裂の種類が変わります。
27年度中には修理工程が完了する予定です。今後、修理工程が進みましたらその都度様子をアップしていこうと思います。

修理物件の修理が完了したので納めに行きました

個人の方からの依頼があり物件を修理致しました


26年度に当研究所では初めての個人依頼があり、半年を掛けて修理物件を修理・完了致しました。
屏風仕立ての物件で調査した結果、縁木や蝶番の劣化が著しく、縁木部分には新しく塗料を塗り蝶番部分には改めて糊を挿して屏風下地へ貼り付けました。
本紙部分にも補彩を入れ、修理が完成した姿はもう一度命が吹き込まれた様な美しさでした。



2015年4月17日金曜日

27年度初めての保存修復講義

脇屋 助作先生  第1回目の講義 ―


 
 
4月15日(水)・16日(木)の2日間、本年度初の脇屋先生の講義が行われました。
今年は新院1年生が2名入り、先輩たちと一緒に脇屋先生の指導の下修理作業を進めて行きます。
今回の授業では修理に使う道具の説明を受けました。写真はその時の様子です。
修理・表具をする際には普段目にしないさまざまな道具を一工程ごと使い分けて仕上げます。
学生は年間を通して工程ごとに一つ一つの道具の所作を覚えます。
今年度も沢山の修理物件がありますので先生と学生が協力しあいながら頑張って行きたいと思います。
本年度も随時その工程をアップしていきますのでどうぞ宜しくいお願い致します。
 
文化財保存修復研究所一同